トップアスリートに学ぶ!ネガティブな感情と向き合う方法
大きな失敗をした後は、誰でも落ち込みますし、引きずってしまいますよね。
こんな時、トップアスリートがどうやって気持ちをきりかえているのでしょうか?
オリンピックメダリストをはじめ、トップアスリートのメンタルを整えるプロフェッショナルで、
スポーツメンタルコーチをされている鈴木隼人氏は、こう言います。
若い選手には、『失敗は成長』の糧だよと説明するんですけど、
例えば、それをオリンピック選手やプロ野球選手とかに
『失敗は成長』とは言えないわけなんですね。
大事な試合で失敗をとりかえせないから。じゃあ、どうしたらいいか、ってところで、失敗を早い段階で認める
スポーツメンタルコーチ 鈴木隼人
早々と諦めてしまう、失敗に執着するのではなくて、
失敗したということを認め、諦める、とりかえしがつかないと。
じゃなくて、今やるべきことはなんなのか、今向き合うべきことはなんなのか
それをしっかりと考えておく、その場で考えることはできないので、
試合が始まる前から考えておく。
大きな失敗をした時、失敗に執着するのではなく、失敗したことを早々に諦め、認める。
そして、今、やるべきこと、向き合うべきことに目を向け、しっかり考えることが大切なのですね。
いくら失敗を悔やんでも、何か変わるわけではないですもんね。
また、鈴木氏が、一番オススメする、自分のメンタルと向き合う方法は、輪ゴムのワークだそうです。
どんな時に使うかというと、気持ちが自分にとってネガティブに感じる感情を感じたら、
スポーツメンタルコーチ 鈴木隼人
右手にはめている輪ゴムを左手にはめかえる
また、同じように気持ちが乱れる、ネガティブな感情を感じたら、
左手にある輪ゴムを右手にはめかえるということをしてほしいんです。
で、これが1日で何回やったかかぞえてほしいんですね。
すると、自分がどんな時に気持ちが乱れるのか、どんな時にネガティブな感情になるかというのを知ることができる
まず、輪ゴムすること自体を面倒だと思う人が多くて
さらに、右手から左手に、左手から右手に、って行為も面倒臭いと感じてしまう
この面倒臭いというのが良くて、面倒臭いと思うからからこそネガティブなことを
考えること自体が面倒臭いというふうに認識するようになっていく。
ある種、認知行動療法になるんですけど、
そういう意味では、輪ゴムのワークっていうのは最初はかなりストレスを感じるんですけど、
ストレスを感じたら成功しているっていう証拠です。
多くの人がネガティブな気持ちになったときにどうしたらいいかということにフォーカスしがちですが、
その前にどんな時にネガティブになるのかっていうのを知ることが大切ということですね。
それに気づき、今、やるべきこと、向き合うべきことは何なのかということに目を向ける。
そうすることで、ネガティブに陥ってしまった時に新たな行動を促せるようになり、
ネガティブから抜け出していけるようになるのかもしれませんね。
トップアスリートに関らず、普段の生活の中で、ネガティブになりがちだなぁという時は、
是非、実践してみるとよいかもしれませんね。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。